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発展途上国のフィリピンはセブ島やボホール島などの観光地があることで知られ、首都のマニラやその近郊には高層ビルや大型のショッピングモールが立ち並ぶ大都会でとても人気の観光地にもなっています。

近年は日本からフィリピンへの移住者が増えていたり、観光で訪れる人が増えるなど私たちにとって身近な存在となっています。

しかしフィリピンの治安について調べると治安が悪い、銃を使ったテロが起こっているなど良い噂を聞きませんよね。

そこで今回の記事では、マニラの治安についてご紹介します。

マニラの治安は本当に悪い?

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出典 : https://ethosjp.com/blog/manila/

フィリピンの首都であるマニラは多くの高層ビルが立ち並んでいたり、カジノやバー・レストラン、ショッピングモールなどもある一大都市です。

国際空港がありますので日本からフィリピンを訪れる海外旅行客・海外留学生などもマニラのニノイ・アキノ国際空港を利用することになります。

マニラやマニラ近郊のマカティなどに移住を考えている方もそうでない方もマニラを利用することになるため、首都マニラがどのような治安なのか知っておく必要があります。

では、本当に最近のマニラの治安は悪いのでしょうか?

はっきり言えばマニラに限らずフィリピン全土の治安は悪い状況です。

フィリピンは発展途上国で貧富の差が激しいため、貧しい暮らしをしているフィリピン人はスリやぼったくりなど観光客相手に犯罪をしています。

しかし治安の悪さは目につきますが、住んでいる地域でも犯罪に巻き込まれない工夫や注意をすれば危険なことはありません。

どのような事に注意すれば良いのかご説明します。

空港職員に注意

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出典 : http://yoshi-jpn.com/3917/

マニラの空港職員が詐欺に加担しているケースがありました。

バッグや持ち物の中に銃弾を忍ばせておき、口止め料として高額なお金を旅行客から取るというものです。

他にも1万ペソ以上を携帯していないにも関わらず、手数料を請求してくる手口も確認されています。

ドゥテルテ大統領になってから空港でこのような事件が起きることは無くなりましたが、万が一の事態に備えて貴重品は肌身離さず持つようにしてください。

空港内は航空チケットを持っている人しか入れないようになっていますが、職員の汚職が発覚したこともありますのでたとえ空港内であっても注意しましょう。

あとから入れられたような身に覚えのない荷物があった場合はすぐに届け出ましょう。

ぼったくりタクシーに注意

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出典 : https://www.sunikang.com/2013/08/blog-post_24.html

これはフィリピンに限らず言われていることですが、空港を出てすぐの場所で客引きをしているタクシー運転手は信用しないでください。

空港を出て最初に声をかけてくるのはほぼ全員がぼったくり料金を吹っかけてきたり、メーターを動かさずに高額な料金を取る人です。

中には相場の5倍くらいする高い金額をあたかも安いかのように言って来る人や料金表を見せて安くするなど言う人がいますが、絶対に乗ってはいけません。

聞いていた話と違う!というトラブルも良くあることなのでホテルや自分の家まで行くのにタクシーを利用する方も多いかと思いますが、必ず「No,Thank you.」と断って正規のタクシー乗り場からタクシーに乗るようにしてください。

少しだけ海外旅行慣れしている人はタクシー運転手と交渉する行動をしがちですが、そういった鼓動はやめた方が良いです。

ぼったくりタクシーに乗ってしまったら

ぼったくりタクシーに間違えて乗ってしまった場合はすぐにメーターを動かすようにお願いしましょう。

メーターを動かすように言っても動かさない場合は止まったら少しだけお金を置いて降りてください。

トラブルになったら警察や日本大使館に相談しましょう。

また、お金を渡す際は大きな紙幣を渡すとおつりをくれない場合がありますので必ず両替したものを持っておきましょう。

あらかじめタクシー利用時に使う専用のお財布を持っておくとスムーズです。

ジプニーに乗らない

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出典 : http://www.ichizoku.net/2013/11/Philippines-Transportation.html

日本でいうバスのようなものですが、10人程度が密集して乗るもので中はとても狭いです。

お金を節約したいフィリピン留学生の中に利用する人がいますが、現地の人でもジプニーは避けるという人がいるほどジプニーは危険なもので、日本人観光客が一人で乗ると良いカモにされてしまいます。

乗車して横に居る男性にナイフを突き付けられて金品を要求されたり、強盗や窃盗・スリの被害に合う事がありますので安全を買うためにも移動の際はタクシーを利用した方が良いです。

ジプニーに乗りたい場合

どうしてもジプニーを経験してみたい場合やタクシーが捕まらずに乗らざるを得ない状況になった場合は必ず2人以上で利用するようにしてください。

乗る場所も注意が必要で、後ろの席ではなくすぐに降りられる場所や前の方に居るようにした方が安全です。

一番理想的なのは現地に詳しいガイドさんと一緒に乗ることですが、移住者やツアー利用者でもなかなか難しいです。

基本的にジプニーには乗らないを原則として動けば自分に降りかかる危険は少なくなります。

置き引き・スリ・強盗

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出典 : https://medium.com/makati-share-house…

街中を歩いていていきなりバッグをひったくられたり、お買い物袋を置いていたら取られた、ナイフや銃を突き付けられて金品を取られることはあり得ます。

実際にスリの被害に合う日本人が多く、スリに合わないように対策をする必要があります。

具体的にはリュックサック・バックパックは前にして持ったり、iPhoneやお財布などの貴重品はポケットに入れない、荷物から目を離さないなどです。

女性物の紐が細いショルダーバッグも斜め掛けにしていると紐を切られて持っていかれたり、そのまま捕まれて引きずられることもあります。

もし荷物を取られそうになったら抵抗せずに相手の顔や服装などの特徴を覚えるようにしましょう。

遅い時間に外へ出ない、初めて行く場所は先に調べて周辺の様子が安全かどうか確かめる、近くにどんな人たちがいるのか確認するなど数点のことを気を付ければ被害に合う可能性も減ります。

スリ・強盗に遭ったら

万が一事件に巻き込まれてしまった場合はすぐに警察に通報し、在フィリピン日本大使館へ連絡しましょう。

観光で訪れている場合は周囲の人の携帯電話を借りたり、助けを求めましょう。

万が一のために日本大使館の場所と電話番号は抑えておくと良いです。

スリや強盗などの方法はパターン化していますので、どんな状況でも荷物から目を離さなければ基本的に大丈夫です。

ハニートラップに気を付ける

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出典 : https://ameblo.jp/freelancer-n/entry-12335406739.html

ショッピングモールや夜のバー、ちょっとした風俗店に多いのですが、女性から声をかけてくる場合は基本的に信用しては行けません。

特に英語が苦手で現地の言葉が分からない・日本語が通じない国で日本語で話しかけてくる人がいると安心感から話をしてしまい、つい流れでどこかのバーやカフェ、レストランに行ってしまいます。

かなり危ないケースで、飲み物や食事に睡眠薬などを入れられてしまい、意識を失ってしまった間に金品を取られてしまうのです。

これはこん睡強盗と呼ばれている手口で一種のハニートラップで、方法は多数あります。

しかし女性以外にも男性が友達になろう!と話しかけてくることや夫婦が親切そうに話しかけてくることもありますのでご注意ください。

昏睡強盗以外にもショッピングモールで女性が話しかけてきて道案内をしてくれたりお買い物を手伝ってくれるなどの提案をしてくることがあります。

これは日本でいう美人局だったり後から高額なチップを要求されたりしますので必ず断るようにしましょう。

ストリートチルドレンに気を付ける

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出典 : https://ph-radio.travel-book.info/i116/

貧富の差が激しいフィリピンでは物乞いや観光客に物品を売る仕事をしている子どもがいます。

ボロボロの衣服に汚れた恰好を見て可哀そうに感じてつい何か上げてしまったりお土産などの品物を購入してしまいそうになりますが、そういった行為は子供たちがちゃんと働かなく原因になりますのでやめましょう。

また、ストリートチルドレンの中にはスリや強盗を働く子もいるので、見かけても目を合わせない・相手にしないようにするのが一番です。

子どもが可哀そうだと思ったのであれば子供たちを支援する活動をしている団体や政府への寄付をおすすめします。

こういった活動は慈善団体の公式サイトや団体職員のFace Book等でも行われていますので子どもたちが学校で勉強して自分でしっかりと働き、お金を稼げる正しい社会づくりに貢献しましょう。

フィリピンは場所によって治安が違う

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出典 : https://ameblo.jp/philippinestudy/entry-11397537068.html

マニラは警察官も多く、ショッピングモールなどのしっかりとした施設では警備員が銃を持って警戒をしています。

そのため都市部は比較的治安が良いと言われていますが、人が多い為データを比べるとどうしても犯罪率が上がってしまいます。

ならば地方は?と思われるかもしれませんが、地方ほど治安の良い場所と治安の悪い場所がはっきりと出てきます。

日本の外務省の海外安全ページには危険情報が書いてありますが、確認してみるとフィリピンの場合はレベル1(十分注意)~レベル3(渡航中止勧告)まで幅広いです。

マニラやセブ島、ボホール島といった観光地はレベル1となっていますが、ついいつミンダナオ島とホロ島がレベル3(渡航中止勧告)となっています。

なぜここまで差があるのか不思議ではありませんか?

実はフィリピンの治安が悪いイメージは宗教が絡んでいるのです。

ミンダナオのテロリスト

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出典 : http://news.livedoor.com/article/image_detail/14001279/?img_id=15787710

フィリピン国民の約90%はキリスト教徒ですが、少ないながらもイスラム教徒は約5%ほど存在します。

イスラム教徒が密集しているのはミンダナオ島というマニラから南に行った島で、ほかの地域に比べて様々な違いがあります。

現在も渡航中止勧告が出されている理由は2017年5月23日にイスラム過激派の「マウテ・グループ」と政府軍が武力衝突し、戦争が始まったのが原因です。

ミンダナオ島の中でもイスラム教徒が多く暮らしているバンサモロ地域の南ラナオ州都マラウィが激戦の舞台となり、戦闘終結が宣言された10月23日までにテロリストを含む約1200人が死亡しました。

5ヶ月にも及ぶ長い戦いでフィリピンは内戦状態とも言われましたが、ミンダナオ島の住民以外は普段通りの生活を送っていました。

現在でもミンダナオ地域に出されていた戒厳令は続いていて、2018年12月31日まで延長されることが決定しています。

現在のミンダナオ島

戦地となったのはミンダナオ島全域ではなく一部の場所のみで、観光地としても有名なエリアのダバオ市は治安も良くて現在でも賑わいを見せています。

戒厳令の影響を受けたのは発令から約2か月ほどと言われていて、2017年8月に開催されたフェスティバルでは外国人を含む185,660人もの観光客が訪れており、テロリストと政府軍の戦闘の影響は全くありませんでした。

現在は渡航中止勧告が発令されていますが、ダバオ市を中心としたミンダナオ島東側は渡航レベル2となっていて、訪れることは可能です。

多くの日本人はニュースなどの情報を真に受けすぎてしまってフィリピン=危ない国との認識をしてしまいがちです。

マニラを脅かすテロの可能性とは

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出典 : http://www.cebutourkanko-optional.com/2016/01/20/chian-terror/

イスラム教徒がたくさんいるミンダナオ島に近づかなければ基本的に戦闘に巻き込まれることはありません。

2018年現在ではミンダナオ島に居たテロリストの掃討は終わったと言われていて安全が確保されています。

ミンダナオ島ダバオ市行きのツアーも組まれていますのでダバオへ行かれる場合はマニラよりも注意すれば良いと思っていただいて構いません。

マニラは大都市なのでテロで一番狙われやすい場所ですが、現在はイスラム国が関与するテロ行為は一切起こっていません。

海外からの入国者に対しても厳しいチェック体制が敷かれていて、空港での取り締まりはドゥテルテ大統領政権になってからとてもレベルが上がっています。

また、近隣の国から海路で不法入国をしようとする船舶に対しても東南アジア諸国と協力して監視を強化しています。

しかし各地で突発的に起こされるテロについての可能性は拭いきれません。

人の多い場所には近づかないことを徹底していれば大丈夫と言えるでしょう。

イベントやフェスみたいな誰が居るかも分からない場所は日本政府も近づかないように勧告を出していますので、マニラでの暮らしを楽しむ場合はご注意ください。

世界規模で行われるテロ対策

フィリピンで起こったイスラム国(IS)と政府軍による戦闘はフィリピンだけの問題ではありません。

実際にフィリピンで起こった戦闘に関してもアメリカ軍の特殊部隊の投入や武器・弾薬の提供など様々な支援が行われました。

近隣のオーストラリアの国も支援をする動きを見せており、今後はテロが発生する頻度も下がっていくと思われます。

もちろんテロや関連する行為に対する緊張感はフィリピンだけでなく、世界各国で高まっていると言えるでしょう。

日本も例外ではなく、2020年の東京オリンピックに向けてテロ対策が行われています。

テロがあったからフィリピン移住を止めるのではなく、どうしたら安全に過ごせるのか、テロに巻き込まれないためにはどうすれば良いのかなどを知っていく必要があります。

犯罪に巻き込まれないために

ではここまでご紹介したポイントを踏まえてどのようにすれば犯罪に巻き込まれないのか見ていきます。

まず、空港に到着した時点から気を付け、空港職員相手でも信用・信頼しては行けません。

移動で使う乗り物はジプニーではなくタクシーに乗るようにすることが大切ですが、ぼったくりタクシーには気を付けましょう。

メーターを動かさないタクシーは全てぼったくりですのでご注意ください。

日本語が話せる外国人であっても男性・女性・夫婦・家族は信用してはならず、知らない人と一緒に食事は取ってはいけません。

食べ物・飲み物に何か薬物が入っていて荷物を持っていかれる可能性があります。

窃盗やスリに合う確率が高くなりますので遅い時間や早朝などの人通りの少ない時間にはで歩かないようにしたり、多額の現金や高級な装飾品は持ち歩かないようにしましょう。

まとめ

いかがでしたか?

今回は、マニラの治安について紹介してきました。

移住したい国のランキングでも名前が上がるフィリピンはマニラやセブ島・ボホール島ミンダナオ島など島や地区によっても治安が異なります。

マニラもパサイやマカティなどでも違いがありますが、基本的に起こる犯罪に違いはありません。

2017年に起こった戦闘により、治安状況が最悪となり、外務省も渡航中止勧告を発令するなどしましたが、現在は一人旅も出来るほど回復しています。

夜遊びをしたい方や移住を考えている方は常に最新の現地の治安状況を把握してどうすれば事件に巻き込まれないのか工夫しましょう。

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