
フィリピン・パナイ島の観光地とは?意外と知らない場所を大公開!
常夏の島として人気が高いフィリピンは親日国としても知られていて、日本企業が多くフィリピンへ進出しています。
仕事で移住する人や語学留学のために現地で暮らすなどフィリピン国内で日本人の数も増えると同時に観光地も増えています。
そんな日本人になじみ深いフィリピンですが、いつもフィリピンの大都市マニラや超有名な観光地であるセブ・マクタン島しか取り上げられません。
フィリピンには多くの観光名所があって、日本人が知らないスポットが数多く隠されています。
今回のページでは、フィリピン・パナイ島の観光地について紹介します。
フィリピン・パナイ島とは?
私たちがフィリピンを訪れる際に一番利用することが多いのがフィリピンの大都市マニラにあるニノイ・アキノ国際空港です。
地図で見るとマニラはフィリピン国内でも北側に位置していて、その南側には数多くの島が広がっています。
一度は聞いたことがあるという方も多いマクタン島・セブ島は中央よりも少し南側へ外れています。
そして今回ご紹介するパナイ島はちょうどフィリピンの島々の真ん中に位置していて、ミンドロ島とネグロス島に挟まれている場所にあります。
フィリピンで6番目に大きい島で、西海岸に沿って山々が連なっていて最高峰の山は2049mのナングダド山です。
全体的に平野の多い島で人が暮らすには最適な場所と言えるでしょう。
パナイ島にはカティクラン空港・カリボ国際空港、ロハス国際空港、イロイロ空港、アンティーケ空港の5つの空港があります。
パナイ島で最大の空港はイロイロ空港で、日本からパナイ島へアクセスしようと思ったらこのイロイロ空港を目指すことになります。
治安について
フィリピンは発展途上国という事もあり、治安を気にする方が非常に多いです。
フィリピンに限らず海外旅行の時は治安を気にすることが多いかと思いますが、パナイ島に関しては治安が良いです。
ミンダナオ島では2017年にイスラム国の過激派と戦闘も行って、2018年現在も渡航中止勧告が継続されています。
しかし在フィリピン日本大使館からの情報ではパナイ島の治安は比較的安定しているとなっています。
特別に気にするようなこともなく、普通の海外旅行として楽しめるのでぜひ訪れてみてください。
パナイ島への行き方
まず観光地を紹介する前に重要なのはパナイ島への行き方です。
パナイ島は何となくイメージしているかと思いますが、とても行きにくい場所にあります。
イロイロ国際空港はマニラから約1時間の場所にあって、日本からはもちろん直行便がありません。
セブパシフィック航空と、フィリピン航空の定期便が毎日マニラから4便飛んでいて、エアフィル・エクスプレスは毎日3便運航しています。
イロイロ国際空港からは香港を始めとした東南アジアへの直行便が出ていますので、お得な料金で他の国へ行きたい場合に利用するのもおすすめです。
パナイ島行きの航空券を取る場合は複数の空港を経由することを覚悟しましょう。
また、先ほどもご紹介したようにパナイ島には全部で5つの空港があります。
予め自分の行きたい観光スポットを決めておいてその近くの空港へ降りる便へ搭乗するのがおすすめです。
パナイ島でおすすめの観光地
ではフィリピン・パナイ島の観光地についてみていきましょう。
フィリピンは綺麗な海と白い砂浜がまぶしいビーチがとっても人気で、各島々にある人気の高いビーチの近くにはリゾートホテルが軒を連ねています。
パナイ島ではもちろんそういったリゾート気分を楽しめますし、スペインの植民地だった時代の歴史的建造物も見ることが出来ます。
次はそんな魅力あふれるパナイ島でおすすめの観光地をご紹介します。
ボラカイ島
遠浅で白い砂浜とコバルトブルーの海がどこまでも混ざり合う幻想的な美しさを青空の下で楽しめる王道リゾート地「ボラカイ島」。
きめ細やかで肌触りも最高なパウダーサンドの上を素足で歩けば自然の織り成す絨毯の素晴らしさを実感できます。
なぜパナイ島の観光地なのにボラカイ島?と疑問に思う方も多いかと思いますが、ボラカイ島はパナイ島から約2kmの場所に浮かぶ小さなリゾートアイランドなのです。
島そのものがリゾート地として有名で、ボラカイ島へ行くにはパナイ島を経由しなければいけません。
ボラカイ島の魅力は何と言っても世界のベストビーチに幾度となく選ばれているビーチでしょう。
観光地の中でも知る人ぞ知る地域となっていて、ヨーロッパやアジア圏のセレブも時間を忘れて南国の空気を満喫できるボラカイ島を訪れるほど。
海外の美しいビーチを選出する賞では常にランキング上位にランクインするくらいの世界でも有数の美しさを誇ります。
展望台やショッピングモール、レストランもたくさん揃っていて、この島から帰りたくなくなる程魅力に富んでいます。
特に中国の富裕層に人気で、日本のTwitter版SNSサイト「ウェイボー」には多くの綺麗な写真投稿が見られますので雰囲気が気になる方がいましたら利用規約に同意した上で登録・ログインをして探すのが良いでしょう。
名称 | ボラカイ島 |
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所在地 | フィリピン マライ(Google map) |
2018年のボラカイ島
本当に悲しいことですが、2018年7月現在は島に立ち入れない閉鎖状態です。
ビーチのある狭い範囲にホテルなどが密集して違法建築物があったり、一部の施設から下水が海に垂れ流し状態でした。
環境汚染が深刻化していて、違法建築物の撤去や排水処理施設を整備するなどを行うとして最大で6か月間の立ち入り禁止措置をとりました。
現在は残念ながら訪れることが出来ませんが、より美しい観光地として生まれ変わるのが楽しみですね。
いつ開放されるのかなど詳細な情報については公開されておらず、情報が更新されるのを待つことしか出来ません。
海外旅行でボラカイ島に行ってみたいという方はこまめに検索して最新の情報を入手しておくことをおすすめします。
Miagao church(ミアガオ教会)
イロイロ市内から車で一時間程西へ進むとMiagaoという地区があります。
そのミアガオ地区にある蜂蜜色をしたミアガオ教会がおすすめです。
1778年から1787年にかけて建設され、当時のイスラム勢力(ムスリム)からの攻撃に対抗するための拠点として活躍しました。
1993年に世界遺産に登録され、今なお世界各国から観光客が押し寄せるフィリピンの観光名所となっています。
戦闘や地震、火事等で激しく損傷した建物もありますが、1962年にロココ様式として保全されています。
施設内には立ち入りも出来ますので、大聖堂を見て回ることも可能です。
要塞として活躍した教会に歴史の厚さを感じる重厚な外壁、時間の流れによって傷付いてもなお存在し続ける圧倒的な存在感をぜひお楽しみください。
残念ながら日本からのツアーは出ておらず、日本語を喋れるガイドさんに案内をしてもらうことはできませんのでご注意ください。
名称 | Miagao church(ミアガオ教会) |
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所在地 | Zulueta Ave, Miagao, 5023 Iloilo, フィリピン(Google map) |
注意点
ミンガオ付近にはタクシーが一切走っておらず、往復の交通手段の確保をおすすめします。
タクシーも良いですが、モロターミナルからミンガオ方面に行くシャトルバスが出ています。
約1時間程で到着し、運賃44ペソ(約100円)なので非常にリーズナブルです。
帰りも同様のバスがありますので、あらかじめバスの時間を調べておくなど入念な準備をしましょう。
また、乗る人を待つ優しいフィリピン人の人柄から表示されている予定時刻よりも遅れることがありますので時間には余裕を持つようにして下さい。
Nelly’s Garden(ネリーガーデン)
Nelly’s Garden(ネリーガーデン)はイロイロ市内のランドマークとなっている建物です。
潮風のほのかな香りがする海から近い場所にあり、静かな空間でお散歩を楽しめる絶好の場所となっています。
アールデコ調の庭園はアメリカ植民地時代の庭園をモチーフにしていて、その白さと豪華な装飾からD.Cワシントンにあるホワイトハウスを連想させます。
この邸宅で結婚式を開くカップルもいるほどで、地元の人にとっても愛されている場所なのです。
お家の中を見て回るツアーもありますが、実際に見てみたい!という方は旅行代理店に予約を頼むか自分でコンタクトを取るようにしましょう。
また、イロイロ市内のど真ん中にありますのでちょっと周辺の外観だけ見たいという人でも道路から見れますのでぜひ一目見るために訪れてみてください。
名称 | Nelly’s Garden(ネリーガーデン) |
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所在地 | Brgy E Lopez St, Jaro, Iloilo City, Iloilo, フィリピン(Google map) |
Museo Iloilo(イロイロ博物館)
フィリピンの歴史を感じたいのならイロイロ博物館を訪れましょう!
国によって運営されているこの博物館は石器時代の陶器から化石・宝石・中国からの貿易陶器・メメントスとの戦争による遺物・イギリスの沈没船など様々なアイテムを展示しています。
他にもスペインの植民地時代に作られた町億や芸術家・職人によって制作された現代美術品も展示しています。
また、常設展では先史時代から現代島での西洋ヴィサヤの文化史を網羅していて、フィリピン以外の歴史も知ることが出来ます。
フィリピンは言わずと知れたキリスト教国家ですが、そのキリストにまつわる品々も展示しています。
メトロマニラにある博物館と肩を並べるほどのクオリティなので英語が読める方はとても楽しめるでしょう。
名称 | Museo Iloilo(イロイロ博物館) |
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所在地 | Iloilo City Proper, Iloilo City, 5000 Iloilo(Google map) |
まとめ
いかがでしたか?
今回は、フィリピン・パナイ島の観光地について紹介してきました。
フィリピンのパナイ島には美しいビーチを有するボラカイ島や様々な国の文化が根付いているイロイロシティなど魅力的な観光地が多くあります。
治安も良く、空港も整備されているのでマニラからも約1時間程度で到着するのでアクセスも昔よりも悪くはありません。
フィリピンの隠れた観光名所でぜひとも楽しい観光を楽しまれてみてください。