
日本から飛行機で約4時間の場所に位置しているフィリピンは7107もの島で形成された南国です。
温暖な気候に数多くのサンゴ礁のある地形、透き通るコバルトブルーの海に太陽の光を浴びて輝く白浜はまさに理想的な南国リゾートです。
一年中ダイビングが楽しめることから世界中からダイバーが訪れ、初心者から上級者まで幅広くダイビングを楽しんでいます。
今回の記事ではフィリピンのダイビングスポットについてご紹介します。
フィリピンで楽しむダイビングの魅力
出典 : https://travel.padi.com/d/philippines/
なぜフィリピンでのダイビングが人気なのでしょう。
日本の沖縄は世界屈指のダイビングエリアとして人気が高いですが、わざわざフィリピンまで訪れてダイビングをするのにはどのような理由があるのか気になりますよね。
ダイビング上級者から初心者までたくさんの人を魅了しているフィリピンの海には様々な魅力が隠されています。
一度潜ればあなたも虜になること間違いなしのフィリピン海の魅力を詳しく見ていきましょう。
気温・水温が安定している
出典 : https://www.divein.com/philippines/36-reasons-go-diving-in-the-philippines/
まず挙げられる理由としては一年を通してダイビングを楽しみやすい気候であることでしょう。
フィリピンは5月から11月の終わりまで雨季で雨が多い季節ですが、気温は28度前後、水温は30℃から25℃と大きな変動はありません。
12月から3月にかけてゆっくり気温はあがり、4月は最も熱くなりますが、気温・水温共に30℃から26℃とかなり安定しています。
海中で快適に過ごせるだけでなく、海から上がった後も寒さに震えることもなく、爽快な気分のまま余韻に浸れます。
いつ訪れても快適なダイビングが楽しめるのは南の島だからこそですね。
生態系豊かな海
ダイバーを魅了する一番の理由は800種を超えるサンゴ礁に2000種以上の魚が見られることです。
多種多様な魚種はフィッシュウォッチングに最適で、潜ると思わず時間を忘れてしまう不思議な魅力があります。
生物観察にのめり込む人も居れば魚と一緒に泳ぐ時間を楽しむ、魚との出会いを楽しむ人などそれぞれの楽しみ方があります。
また、水中を大群で駆け巡るイワシやバラクーダの群れ、マンタ・ジンベイザメ・ウミガメなど大物にも出会えます。
もちろん大物狙いのダイビングも非常にスリリングで楽しく、一発でダイビングの魅力にハマってしまう人が続出です。
地域ごとに魅力が違う
出典 : https://www.divein.com/philippines/36-reasons-go-diving-in-the-philippines/
フィリピンの海はとても広く、場所によっては全く違う生態系が見られます。
ジンベイザメを確実に見られるスポットから幻のサメと呼ばれるニタリザメを見られるスポットなどがあります。
中にはジュゴンに出会えるアイランドリゾートもあるなど、一度訪れただけでは味わい尽くせない魅力が盛りだくさんです。
自分の見たいお魚に狙いを定めて訪れるも良し、運命的な出会いを楽しむのも良しの魅力あふれる海がフィリピン海なのです。
自分のお気に入りのダイビングを見つけて一生の思い出にするのも良いものですよ。
フィリピンのダイビングスポット
フィリピンには数多くのダイビングスポットがありますが、有名なスポットに絞るとかなり限定的です。
有名なダイビングスポットは珍しい大物に出会えたり、豊かな生態系が魅力だったりとそれぞれ個性があり、人によって好きなスポットが違うことが多いです。
セブ島を例に出してみてもイワシの大群に遭遇出来るモアルボアルや個性的なマクロが楽しめるリロアンなどダイビングスポットが点在しています。
フィリピンのダイビングスポットをその場の魅力と共にご紹介していきます。
マクタン島
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マクタン島はフィリピンで2番目に大きな国際空港の「マクタン・セブ国際空港」がある場所で、美しいビーチを有するリゾートホテルが沢山あるアジア屈指のリゾート地として有名です。
海外からも訪れる人が多く、フィリピンの中では一番有名なダイビングスポットとしても知られていて、日本人スタッフが在籍しているダイビングショップもあります。
海の中を案内するガイドの役割も行ってくれるので、初心者の方でも安心です。
日本からの直行便があり、約4時間ほどで着いてしまうのでビギナーにも親しみやすく、観光のついでにダイビングを楽しもうという方も多いです。
透明度の高い砂地の海にはサンゴ礁がたくさんあり、クマノミマンションと呼ばれるハマクマノミが群生している場所やギンガメアジの群れ、サンゴ礁の間で休憩しているウミガメを楽しめます。
ジンベイザメやマンタの目撃情報は少なく、年に数回しか現れないため見られたらとても幸運です。
マクタン島で楽しむダイビングは何と言ってもとっても楽なのです。
現地のスタッフが送迎や機材の持ち運び・セッティングから後片付けまで無料で行ってくれる贅沢なスタイルなので自分はダイビングの良い所だけを楽しめるのです。
また、ダイビングスポットも近く、ボートで5分から長くても20~30分間のクルーズを楽しんでいる間に到着です。
初めてダイビングを経験してみたい!という方はマクタン島でダイビングツアーを探すと良いでしょう。
ボホール島
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日本からボホール島への直行便はありませんが、マニラを経由してタグビララン空港行きの飛行機で簡単に行けますのでマクタン島に次いで人気のあるダイビングスポットとなっています。
セブ島からクルーズ船に乗って約2時間で到着しますので、1日目はセブ島でダイビングを楽しんで2日目はボホール島で楽しむという事も可能です。
ボホール島の周辺には数多くのダイビングスポットがあって、迫力満点のジンベイザメを75%以上の確率で見られるポイントもあります。
また、セブ島とボホール島の間を流れる海流に乗って回遊魚が泳いでいる景色も大人気となっています。
海の中を自由に泳ぎ回る魚群を眺めていると思わず時間を忘れてしまいます。
他にもバリカサグ島への遠征ダイビングを希望するダイバーも多く、ダイビング経験者の多くがボホール島を訪れます。
リゾートホテルも数多くあり、ホテルが提供するアクティビティの中にダイビングがありますので、ビギナーの方でも安心して参加できますよ。
ビギナー向けにマクロスポットも充実していますので、間違いなく楽しめます!
バリカサグ
出典 : https://travel.padi.com/d/philippines/
バリカサグ島はボホール島からすぐの場所にある小さな島で、バリカサグで撮影されたギンガメアジが乱舞する姿やバラクーダのトルネード写真が反響を呼び、世界中のダイバーから注目を集める超人気スポットになりました。
サンゴ礁の中で暮らしている魚たちを眺められるだけでなく、島の周囲全体が突然水深が深くなるドロップオフだからどこのスポットでも大物や魚群も見られます。
特に人気なのが「ブラックフォレスト」と呼ばれるバラクーダの行列や様々な回遊魚の魚群が見られる最高に楽しい海の秘境と呼べるスポットです。
島沿いに海辺を歩いても30分もあれば1週出来てしまうほど小さな島ですが、海の中は一日では見尽くせないほど魅力が詰まっています。
しかし現在は特集記事などで有名になってしまったため、環境保護の観点から一日150名までのダイバー規制が設けられ、誰でも自由に訪れられる場所ではなくなりました。
ですがバリカザク島には唯一のリゾートホテル「バリカサグアイランドリゾート」があり、2017年からダイブツアーの取り扱いを始めました。
本気でバリカザク島でダイビングを楽しみたいのであればバリカサグアイランドリゾートへ宿泊してダイブツアーを予約して行くと良いでしょう。
ホテルからであれば乗船している時間も短く、ダイビングできる時間を沢山確保できますのでとてもおすすめです。
リロアン
出典 : https://www.gilldivers.com/dive-travel/philippines/
マクロ天国のリロアンはセブ島の南端にある地域で、マクタン・セブ国際空港から車で約3時間ほど移動した場所にのんびりとした雰囲気漂うマリンビレッジがあります。
安定している水温のため、綺麗なウミウシ類を多く見かけることもありますが、サンゴ礁の中で暮らすクマノミ家族を眺めることも出来ます。
ハウスリーフやソフトコーラルなどで暮らすカニ、ニチリンダテハゼ、ツバメウオなども見れる癒しポイント高めスポットなのでマクロ派の方はリロアンを訪れるしかありません。
他にもレアマクロがたくさん生息していて、マクロを撮影したい人にとってはまさに楽園です。
出典 : https://www.divein.com/philippines/36-reasons-go-diving-in-the-philippines/
少し船で移動すればジンベイザメを見られる「オスロブ」があったり、ギンガメアジ・バラクーダ・ウミガメなどを見られるバリカサグなどほかのダイビングスポットへのアクセスも良好です。
オススメはリロアンの対岸にある「ドゥマゲッティ」、サンゴ、ギンガメエリアで有名な「アポ島」です。
種類豊富なウミウシ類を見てみたい方はぜひリロアンを訪れてみてください!
マクロに満足しても別の楽しみがあるので、滞在中にリロアンの魅力を全て満喫できる保証はありませんよ!
フィリピンのダイビングが人気の理由
このように数多くのダイビングスポットがあるだけでなく、スポットによっても見られるものが違うなどそれぞれに魅力があります。
ですが、フィリピンのダイビングが人気の理由はダイビングスポットだけではありません。
フィリピンは日本から約4時間で到着できるアクセスの良さと物価の低さが挙げられます。
1ペソは約2円ですが、街中のマッサージは1時間で300ペソ(約600円)だったり、レストランでは500ペソもあれば豪華な食事が出来ます。
また、フィリピン人は温厚な性格で、敵意のない人間に対して本当に優しく接してくれます。
親日国という事もあって日本人には親切にしてくれる人が多く、ダイビングショップの店員さんも陽気な方が多いです。
これからフィリピンで初めてのダイビングに挑戦してみようと思っている方になぜフィリピンのダイビングが人気なのか簡単にご説明します。
格安ツアーが豊富にある
出典 : http://www.philippineflightnetwork.com/2014/08/philippine-airlines-think-outside-the-box.html
2015年に格安航空のLCC専用ターミナルが成田空港にオープンしてから海外へ安く行けるようになりました。
現在はフィリピンに限らずバリエーション豊かな格安ツアーや関連した企画がされており、海外旅行を堪能する方も増えました。
格安航空会社を利用したお得なツアーも多く、フィリピンのダイビングを楽しむ格安ツアーもあります。
国内線で温泉旅行に行くよりも海外へ行くツアーの方が安いなんてこともあります。
フィリピンに旅行をしつつダイビングも楽しめるのですから人気が出るのは当然のことですよね。
英語が分からなくても大丈夫
出典 : http://seaworld-boracay.com/tag/philippines-en/
フィリピンの公用語はフィリピン語で、第二言語が英語です。
街中では英語が通じることが殆どですが、英語が喋れないという方でもご安心ください。
日本人が経営していたり働いているダイビングショップがフィリピンにはありますので英語が喋れなくても大丈夫です。
日本語でフィリピンのダイビングショップを検索すると公式サイトが出てきますので、そちらからコンタクトを取れば問題ありません。
しかし他のダイビングショップよりも価格は少しお高めになっていますのでご注意ください。
日本語サービスが付いていると思えば多少割高でも我慢しましょう。
ショッピングも楽しめる
出典 : http://www.philretailers.com/shopping-frenzy-spurs-philippine-mall-owners-to-add-record-space/
フィリピンのダイビングスポットの多くはリゾート地にあります。
ダイビングを楽しんだ後にショッピングを楽しんだり、浜辺でゆったりと過ごしたりリゾート地ならではの楽しみもあります。
せっかくフィリピンへ来たのですから、観光もしましょう!
フィリピンにはカジノもありますので、ダイビングの後はカジノで遊んでみるのもおすすめですよ。
まとめ
いかがでしたか?
今回のこのページでは、フィリピンのダイビングスポットについて紹介てきました。
フィリピンは一年を通してダイビングに適したシーズンで、ツアーやショップも豊富にあり、日本人も現地で働いていますので日本語が通じます。
料金は少し高くなってしまいますが、英語が分からないために事故を起こしてしまっては意味がないので日本人のいるショップを選びましょう。
セブ島やボホール島にありますのでぜひ活用してみて下さい。
慣れてきたらリロアンやバリカサグといった有名なスポットに行くと良いでしょう。