セブ アイコン

美しい海、緑豊かな山、生活に便利な施設もそろっているフィリピン・セブ島。

今回はそんなセブ島に移住する為の注意点などについてご紹介します。

フィリピン・セブ島に移住する注意点

セブ 海

フィリピンのセブ島は観光地としても有名で、毎年多くの日本人観光客が訪れています。

観光で体験したリゾートホテルやのんびり過ごせるビーチ、マリンスポーツなどのアクティビティやおいしい食事を堪能して、『こんな所でずーっと暮らしたい!』と思った方も多いと思います。

ですが、観光するのと実際に住んでみるのは大違いです。

観光では見えなかった現実や悪い点がはっきり浮き彫りになってきます。

ですが、セブ島は住むに値しないというわけではありません。

きちんと現地の実情を理解して暮らしていけば、心から有意義に過ごせる島です。

セブ島に移住する際の注意点を理解しておきましょう。

物価は安いものと高いものが混在する

食品はほとんどのものが日本の半額~3、4割程度の値段で購入できます。

ですが、セブ島で日本の食材や日本食レストラン、有名チェーン店での外食といった食事にかたよってしまうと値段は結局日本と変わらず、まったくお得ではありません。

生活するのに必需品である電気料金に関しては日本とほとんど変わらず、暑いからといってクーラーをずっとつけているとあっという間に電気料金は1万円を越してしまいます。

ガスはコンドミニアムでは使用を禁止されている事が多く、コンドミニアムで暮らすことを計画している方はオール電化でさらに電気料金は高くなると考えておかなければなりません。

家賃などは、セブ市内の1DKのコンドミニアムでも4万円ぐらいからで、広い戸建てになると10万円はします。

セブの地方地域では安い物件もありますが、コンドミニアムのような治安や環境が整った建物ではないことを理解しておかなければなりません。

英語が通じない所もある

セブ島の第二公用語は英語で、英語留学の学校も数多く存在しています。

ですので、外国人がよく利用する場所や飲食店、モールなどの店員などは普通に英語を話していますが、ローカルの飲食店や役所、病院や警察といった外国人利用の少ない場所においては現地語のビサヤ語が主流になっています。

片言の英語で大丈夫と思っていたところがまったく通じないということもよくある事なのです。

治安対策をしっかりしておくことが必要

フィリピン人は気さくで明るく、社交的です。

困った事があるととても親切に対応してくれる国民柄でだれでもいい人のように思えてしまいますが、スリや置き引きといった犯罪も多く発生していることを認識して注意しておかなければなりません。

特に日本人は狙われやすいため

  • • 大金を持ち歩かないようにする
  • • お金はショルダーバッグではなくウェストポーチのような体に密着したバッグに入れる
  • • お金は何ヶ所かに分けて持っておく
  • • お金とカードは分けておく
  • • 海外旅行保険には必ず入っておく

などの対策をしっかりしておくことを心がけておかなければなりません。

セブ島に移住するにはどうしたらいい?

セブ 英雄

セブ島に移住したい!と考えている方は、まず1ヶ月ほどのロングステイを体験してみることがおすすめです。

フィリピンの観光ビザは延長費用を払えば最長3年まで延長が可能ですので、実際に住んでしっかりと現地の生活を肌で感じ、自分に本当に合っているかどうかをきちんと見極めることが必要です。

本格的な移住の為に高いお金を払って永住権を取得したのに、思っていた生活と違い結局帰国してしまうという人も少なからずいるそうなので、リアルに体験してみることはとても重要です。

必要な場合、ACR-Iカード(外国人登録証)を取得する

フィリピンでの滞在が60日以上になる場合、ACR-Iカードという外国人登録証を作成する事が義務づけられています。

パスポートと2×2サイズの証明写真を用意して移民局に直接行き、書類を記入して申請費用(3,000~5,000ペソ)を支払えば5営業日ほどでカードが発行されます。

出国の際に必要で、持っていないと罰金が課せられることもあるので注意しておきましょう。

まとめ

セブ 海 ビーチ

セブ島はリゾート地などが充実し、美しい海を楽しんだり外国人がリラックスできる施設などが揃って快適に過ごせる場所がある反面、理想と違って華やかな場所だけではないことを十分理解しておかなければなりません。

しかし、セブ島の温厚で優しい人々にふれあい今までの価値観が変わったり、英語圏で自分の成長を得られたりと悪い面だけではない部分も多くあります。

セブ島への移住を考える場合はしっかりといろいろな情報をリサーチし、実際にしばらく住んでみるなどの体験を通し、より良い移住生活を実現できるようにしましょう。

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